建物の外壁タイルは素晴らしい外観を演出する役割だけでなく、構造物の鉄筋コンクリートの防錆としての役割も兼ね備えていますが、時間の経過に伴いタイルの接着力低下やモルタルの劣化が進み、その結果タイルが剥がれ落ちてしまう可能性が指摘されています。
このため国土交通省は、外装仕上げ材等におけるタイル、石貼り、モルタル等の劣化及び損傷の状況の調査については、おおむね6ヶ月から3年以内に一度、手の届く範囲の打診等に加え、おおむね10年に一度、落下により歩行者等に危害を加えるおそれのある部分の全面的な打診等を行うこととしています。
(建築基準法 第12条1項 定期報告制度)
従来は建物の周囲に作業足場の組立を行い、一つ一つ診断士のハンマーの打診により膨大な時間と労力を費やし調査してきましたが、国土交通省が令和4年1月18日付けで打診以外の調査方法として、無人航空機による赤外線調査をテストハンマーによる打診と同等以上の精度を有するものと明確化したため、赤外線カメラ搭載のドローンの導入により、従来と比較して低予算で同水準の調査結果を出すことが可能となりました。
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